Day22

冬至ゆき

2013年12月22日、冬至です。かぼちゃに柚子。

3連休の中日で、クリスマス的な気分で鶏のもも焼きを食べつつ、かぼちゃはサラダにして食べた。

ハロウィンなどでモチーフにされているかぼちゃと、日本のスーパーで食用で売られているかぼちゃは若干見た目が違う。今回は食べるかぼちゃのほうを描こうと試みたのだけれど、これが意外と難しかった。じぶんが普段よく買うかぼちゃはイラストほど表面はごつごつしておらず、オレンジ色でもなく、凹凸があまりないのだ。これまでかぼちゃを描くときはいわゆるハロウィン的な、縦長の楕円形を横につなげるような形のものを何も考えずに描いていたのだけれど、いかに記号に囚われているのかを思い知った次第。

記号が取り残されている事例に関してはこれに限らず多々あって、例えばWebサイトなどで電話番号表記の目印として使うピクトグラムがアナログな固定電話の受話器だったり、データをダウンロードするためのリンクがフロッピーディスク型アイコンでビジュアライズされてよいものかという話を近年見かける。その他にも、新幹線の案内標識では、いまだに0系のものがしっくりきてしまう年代だったりするので、今の700系なピクトグラムには寂しさを覚えたりする。かぼちゃに関しては文明の変化的な事例とはまた少し違うものの、いずれにしても習慣化された記号と実勢のギャップみたいなものがある。ついつい忘れがちなのだけれど、常に考えていないと老害乙になりかねないので、時々は気にしたい。